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2020年09月28日

時代とともに変わる!少子高齢時代の墓を考える

お墓

少子高齢化が加速する日本では、2005年に死亡数が出生数を逆転しています。それに伴い、墓の需要は増える一方、従来型の墓の継承者不足が深刻化しています。これは非婚化少子化が著しい都市部においてだけではなく、地方であってもこれまでと同じような形態で墓を存続させていくことに大きな負担を感じる人が増加しています。そこで注目されているのが、継承者が不要な供養の方法です。それにはどのようなものがあるのか、見ていきましょう。

永代供養とは?
遺された家族や子孫に代わり、寺院や霊園が遺骨の管理、供養をしてくれるのが永代供養です。継承者を必要としないため、墓参りを今後も続けてくれる次の世代がいない、あるいはいたとしても、子供達に負担をかけたくないといった理由で選ばれることが多くなってきています。ただし、永代供養といっても未来永劫というわけではなく、遺骨の安置は17回忌までや33回忌までなどと、本人の希望とプランによって様々です。予め定められた期間が過ぎると他の方の遺骨と合葬されたり、遺骨の一部だけを残して後は土に埋葬されたりします。どういった形を望むのかを、事前によく話し合っておくことが大切です。

自然葬とは?
これまで遺骨は墓や納骨堂に納めるというのが一般的なやり方でしたが、そうではなく海や山など自然の中へ還していくというのが自然葬の弔い方式です。具体的には、遺骨を砕いて粉末にしたものを海や山に撒いたり、あるいは時間の経過と共に土に戻るタイプの骨壺を使って、樹木や草花の元に遺骨を埋葬するといった方法になっています。最期は自分の好きな場所で自然に還りたい、と願う人々に好まれている方法です。

手元供養とは?自宅や手元で想う供養の形
お墓を建てたり納骨することなく、文字通り遺骨を手元において供養するスタイルを手元供養と言います。具体的には自宅に骨壺を置いたり、遺骨の一部をアクセサリーにして身に着けるなどして供養します。中には遺灰ダイヤモンドと言って、遺灰から抽出した炭素でダイヤモンドを生成し、ジュエリーにしてくれるサービスもあります。大切な故人を常にそばに感じていたという思いを形にしてくれる方法です。

多様化する死生観
日本人の死生観はここ数年で急激に変化してきています。それに伴い、これまで疑うことがなかった「死んだらお墓に入り、子孫が代々その面倒を見続ける」という常識も大きく変容してきています。それは単に墓の継承者がいないから墓を手放すという消極的な理由だけではなく、より自由で多様な価値観が「死」という概念にも及んできているからに他なりません。日本人がこれまで当たり前のように受け入れてきた伝統的な供養方法が、今まさに大きく変わろうとしています。この変化の潮流は今後もますます加速していくことが予想される中、一人一人が改めて供養とは何かということを考えるタイミングを迎えているのかもしれません。


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Posted by yamagirl at 18:25 │日常

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